この章では、UNIX および Linux システムに Caché 5.0 をインストールする方法を説明します。ここでは、ユーザが UNIX および Linux のディレクトリ構造、ユーティリティおよびコマンドに精通していることを前提に記述されています。この章には、以下が含まれます。
以下のセクションでは、Caché 5.0 を新規にインストールする、あるいはアップグレードするために必要なハードウェアおよびソフトウェアの要件について説明します。
Caché Server Pages (CSP) を含む標準的な Caché インストールには、インストールの種類により、140 ~ 151 MB (メガバイト) のディスク領域が必要です。
Caché の最新バージョンは、以下のオペレーティング・システムおよびハードウェア・プラットフォームにサポートされています。CSP (Caché Server Pages) テクノロジーをサポートする各オペレーティング・システムに対し、サポート対象の Web サーバの一覧を表示しています。各オペレーティング・システムをサポートする特定のバージョンは、
Caché サポート対象プラットフォーム・ガイドの
サポート対象オペレーティング・システム・テーブルを参照してください。
Caché 5.0 サポート対象プラットフォームと Web サーバ
オペレーティング・システム |
プラットフォーム |
Unicode サポート |
Apache Web サーバ・サポート |
iPlanet Web サーバ・サポート |
Tru64 UNIX |
Alpha |
あり |
あり |
あり |
HP-UX1 |
Hewlett-Packard |
あり |
あり |
あり |
AIX2 |
IBM PowerPC |
あり |
あり |
あり |
Red Hat Enterprise Linux AS3 |
Intel |
あり |
あり |
あり |
Sun Solaris4 (64 ビットのみ) |
SPARC |
あり |
あり |
あり |
SuSE Linux |
Intel |
あり |
あり |
なし |
アップブレードを行なう際に、Caché のインストール前のアップグレード・タスクがすべて完了した後、必要に応じて、ご使用の Caché のインストールをバックアップしてください。
Caché 5.0 をインストールするには、ユーザ ID
root でログインします。他のアカウントでログインしている場合は、su (super user)コマンドで
root に変更しても、スクリプトを実行できません。オペレーティング・システムにログインした後、以下を実行します。
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Important:
Caché ディレクトリにシンボリック・リンクを使用しないでください。 使用すると、予測できない結果を生じる可能性があります。
UNIX ベースのプラットフォーム用の Caché は、CD-ROM を媒体とする方法、または、
tar.Z 拡張子の付いた圧縮ファイルをインターシステムズから取得する方法のいずれかで、配布されています。
インターシステムズの Web サイト から、シングル・ユーザ向けの RPM (Redhat Package Manager) Linux キットをダウンロードすることもできます。以下の例で、
# は UNIX プロンプトを示します。
以下の該当する方法の一つを選択し、Caché インストール・ファイルを移動します。
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ダウンロードした
tar.Z ファイルの解凍および展開
# uncompress -c cache-x.x.x.xxx-platform.tar.Z | tar xvf -
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# rpm -ivh cache-x.x.x-x.i386.rpm
配布された CD を使用する場合、
mount コマンドを使用して CD から直接インストールします。デバイス名と CD の
mount コマンド・オプションは、システムにより異なります。通常、
mount コマンドは、以下のようになります。
# mount <device> <mountpoint>
CD の Mount コマンド
* IBM-AIX の mount コマンドは、device または mount point のどちらか一方のみを受け入れます。
オペレーティング・システムによっては、ファイル・システム・テーブルに device と mount point をセットアップする必要があります (システム管理ユーティリティを参照してください)。device と mount point はマシンによって異なることに注意してください。 上記にリストされているものはサンプルです。詳細は、オペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。
インストール・スクリプトの実行後、
umount コマンドで CD をアンマウントします。
プリコンバージョン・ルーチンの実行 (ISM アップグレードのみ)
ISM 5.10 もしくは 6.4 システムをアップグレードする場合は、以下の手順に従います。 それ以外の場合は、このセクションを飛ばしてください。
バックアップを実行し、Caché ファイルを配布メディアから転送した後、プリコンバージョン・ルーチンを実行します。プリコンバージョン・ルーチンは、現在の ISM 構成を検査し、アップグレードで使用する Caché 構成ファイルを構築します。プリコンバージョン・スクリプトは、以下の手順で実行します。
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cpreconv スクリプトを、配布メディアから現在の管理者のディレクトリにコピーします。
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cvtcfg プログラムを、配布メディアから現在の管理者のディレクトリ、あるいは Caché をインストールするディレクトリにコピーします。
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%G ユーティリティを使用して、
^SYS("UCI") グローバルをチェックします。グローバルが、現在のアプリケーション・データベースをすべて適切に表示しているかどうかを確認します。
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以下のオペレーティング・システム・コマンドを使用して、プリコンバージョン・ルーチンを開始します。
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スクリプトは、Caché インストール・ディレクトリの入力を促します。 これは、ルーチンが作成した Caché 構成ファイルを格納している場所です。そのディレクトリが存在しない場合は、このルーチンが新規に作成します。任意のディレクトリを指定します。 既定は現在のディレクトリです。
ルーチンは、各システム構成、およびそのシステム構成に関連する既定のネットワーク構成とネームスペース構成に、1 つづつ
cache.cpf ファイルを作成します。
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インストール・スクリプトを実行するには、root のユーザ ID でログインする必要があります。他のアカウントから su (スーパー・ユーザ) コマンドでログインするという方法では、スクリプトを実行できません。
インストール・スクリプト
cinstall は、自動的に以下のすべてを実行します。
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Caché システム・マネージャ・データベースをインストールします。
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インストール・モードで Caché を起動します。
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Caché システム・マネージャ・グローバルとルーチンをインストールします。
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Caché を終了し、既定の構成で再起動します。アップグレード・インストールは元の構成ファイルを使用して再起動し、必要に応じて更新されます。
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インストール・ファイルの最上位にある
cinstall スクリプトを実行し、インストール・プロシージャを開始します。
pathname は、CD マウント・ポイントか、あるいはダウンロードされた tar ファイルや rpm ファイルを解凍するディレクトリです。
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インストール・スクリプトは、ご使用のシステム・タイプを識別し、インストール・タイプあるいは配布メディアに対する検証を行ないます。
ご使用のシステムが、例えば非クラスタとクラスタなど、複数のタイプをサポートしている場合、あるいは、インストール・スクリプトがシステム・タイプを識別できない場合は、別に回答を求められます。ご希望のシステム・タイプが配布メディア上のものと適合しない場合、インストールが停止します。この問題を解決するには、
インターシステムズのサポート窓口にお問い合わせください。
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スクリプトは、そのマシンに Caché インスタンスがあれば、そのリストを表示します。
構成プロンプトで、構成名を入力します。同じ名前を持つインスタンスがすでに存在する場合、プログラムによってそのインスタンスをアップグレードするかどうかが尋ねられます。そのような構成が存在しない場合は、作成するかどうか、そしてディスクのどこに格納するかを指定するように求められます。
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次に、Caché の文字サポートを 8 ビットまたは Unicode のどちらにするかを選択します。
インターシステムズは、日本語の OS 上では、Unicode 版を使用することを推奨します。Caché の 8 ビット・バージョンを使用する場合、ユーザのデータを、異なる文字セットを基にした 8 ビット・ロケールに移植することはできません。Caché の 8 ビット・バージョンを使用する場合、ユーザのデータを、異なる文字セットを基にした 8 ビット・ロケールに移植することはできません。
Caution:
Unicode を選択してインストールを実行した場合、8 ビットに戻るとデータが失われます。これは、8 ビット・バージョンの Caché は、データベースから 16 ビットの文字データを取得できないためです。
クライアント・インストールでは、このクライアントが通信するサーバに適合する形式を選択します。8 ビット・サーバにアクセスするには 8 ビット・クライアントをインストールし、Unicode サーバにアクセスするには Unicode クライアントをインストールします。
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サポートされる Web サーバがインストールされている場合、これを CSP 用に構成するかどうかを聞かれます。Caché インストールの完了後に CSP ゲートウェイをインストールする場合は、
[Yes] と答えます。
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スクリプトは、ODBC と SQL ゲートウェイをインストールし、さまざまなシステム管理ユーティリティ用のソース・コードをロードし、カスタムのコールイン・モジュールおよびコールアウト・モジュールの構築に使われる Caché エンジン・リンク・ライブラリをロードするかどうか聞いてきます。既定のオプションは、これらのプロンプトに対し、ほとんどの場合において適切です。
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インストールのこの時点で、Caché を開始および停止できるグループを指定するように求められます。これらの特権を持つのは 1 グループのみで、
/etc/group ファイルにリストする必要があります。オプションは以下の通りです。
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既存のグループ名またはユーザ ID を入力します。 Caché は、続行する前にそのグループが実際に存在するかを確認します。
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Caché を開始、停止できる唯一のグループとして
root ユーザが属するグループを指定する場合、
[0] (ゼロ) を入力します。
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何も入力せずに
[ENTER] キーを押します。この場合、
root ユーザのみがこの権限を持つことになります。したがって、ここでは、既定を使用するより値を入力する方が適切です。
Note:
<cache-install-dir>/bin ディレクトリの許可は、インストール時やアップグレード時に修正され、グループなどによる書き込みアクセスを削除します。オーナーは root であるため、システム管理者のみがこのディレクトリ内のファイルを修正できます。
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ファイルのコピーが開始され、インストールが進むにつれて、さまざまなメッセージが表示されます。
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インストール時に、
mgr サブディレクトリに
cache.key ファイルを検出しない場合、ライセンス・キー情報を入力するかどうかを聞かれます。 既定は
[No] です。
[Yes] を選択すると、Caché はインストール・プロセスの一部としてキーをインストールします。インターシステムズの Caché ライセンスの詳細情報は、
ライセンス・キー情報 セクションを参照してください。
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Windows にコンソールとして使用する Caché のインストール
インストール・プロシージャの実行が完了したら、以下のタスクを実行します。
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-
必要に応じて、
特別な考慮事項 に記載されているタスクも追加で実行してください。
Caché がインストールされたときは、そのまま実行します。しかし、もし Caché を開始する必要がある場合は、最初にご使用のオペレーティング・システムにログインし、
ccontrol コマンドを使用して Caché を開始します。
ccontrol start <configname>
Caché が開始したら、
csession コマンドを使用して Caché セッションを開始します。
csession <configname> [parameters]
以下の表で、その他のコマンド・オプションの概要を示します。
Caché csession コマンドとオプション
コマンド |
概要 |
csession <configname> -B |
Caché のシングル・ユーザ・バージョンあるいはマルチユーザ・バージョンへのログイン、およびログインが無効の場合の緊急ログインを提供します |
csession <configname> -U "namespace" |
ログイン・ネームスペースを指定します |
csession <configname> -b <partition> |
プロセスの最大パーティション サイズをキロ・バイト単位で指定します |
csession <configname> "[label[+offset]]^routine" |
ユーザ・モードでルーチンを実行します |
このセクションでは、ライセンス、プラットフォーム固有の問題、インストールの種類に関する特定の問題やタスクについて説明します。
Caché は、ライセンス・キーを使用して、登録されたサイトで確実に適切な運用ができるようにします。Caché には、Caché の機能と容量を決定するプロダクト・アクティベーション・キーが必要です。識別情報は、ライセンス・キー・ファイルとして、書類、FAX、あるいはメールでインターシステムズから配布されます。ライセンス・キー情報を入力するには、2 つのオプションのいずれかを選択します。
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それ以外の場合、Caché はライセンス設定を行わずにインストールを続行します。 インストールの完了後にライセンスを設定する場合、
インストール後のライセンスの入力 セクションを参照してください。
シングル・ユーザのインストールには、ライセンス・キーは必要ありません。その場合には、このセクションは飛ばしてください。
Important:
Caché 4.1 以前のバージョンのライセンス、あるいは他のインターシステムズ社製品のライセンスは、Caché 5.0 には使用できません。アップグレードの際に適切なキーが必要な場合は、
インターシステムズのサポート窓口 にお問い合わせください。
キー情報には、ライセンスの機能範囲、顧客名、注文番号、製品認証キー、有効期限、マシン・タイプ、マシン ID が含まれます。 必ず、ライセンスに指定されている通りの情報を入力してください。
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キーに表示されている通りにライセンス情報を入力します。
-
顧客名 (個人または組織) を、キーに表示されている通りに入力します。
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キーに表示されている通りに、注文番号を入力します。
-
キーの有効期限を mm/dd/yyyy の形式で入力します。この場合、文頭の 0 は削除します (2005 年 7 月 10 日は 7/10/2005 となります)。
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キーに表示されている通りに製品認証キーを入力します。
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キーに表示されている通りに、マシン ID を入力します。
-
以下のようにして、インストール後にローカル・マシンでライセンスを設定します。
-
# ccontrol stop <configname>
-
Caché 管理者のディレクトリから
licentry プログラムを実行します。
# cd /<cache-dir>/mgr
# ../bin/licentry
-
ライセンス・キー情報の入力 セクションで説明されている手順に従い、キーに表示される内容とまったく同じようにライセンス・キー情報を入力します。
-
# ccontrol start <configname>
Windows クライアントからのライセンスの入力
インストール中にライセンス・キーを入力していない場合、Windows クライアントの Caché キューブでも設定できます。
-
にカーソルを当て、
をクリックして、先ほどインストールした Caché インスタンスにリモート・サーバ接続を追加します。この接続に適切なポート番号を指定するように注意してください。
-
キューブ・メニューから
の
にカーソルを当て、前の手順で入力した適切な接続サーバ名をクリックします。
-
-
-
構成を開始すると、ユーザの新しいライセンス情報が有効になっています。
Caché が 1 ユーザ・ライセンスでしか開始できない場合、またはユーザが
<LICENSE LIMIT EXCEEDED> というエラー・メッセージを受け取った場合、以下を実行します。
-
cache.key ファイルにライセンス・キーが正しく入力されているかどうかを確認します。大文字と小文字の両方を使用しているキーワードを含め、ペーパー・キーの通りに正しく入力する必要があります。
-
手動でキーを入力しても問題が解決されない場合、Windows クライアントから構成マネージャを使用して UNIX ベースの Caché サーバに接続し、ライセンス・ウィザードを使用してキーを入力してください。
-
ライセンス・キーが適切にインストールされたかどうかをチェックします。
-
-B オプションを持つ
csession を使用して Caché にログインします。
# csession <configname> -B
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Do $System.License.CKEY()
-
キーが無効の場合、その既定の診断キーに表示された顧客名フィールドにより、原因を判断できます。
1 台のマシンに、Caché 4.0 およびそれ以降のバージョンのインスタンスを複数インストールし、同時に実行できます。各構成にそれぞれ一意の名前、インストール・ディレクトリ、ポート番号をつけて Caché をインストールします。
HP-UX オペレーティング・システム (OS) 用に、以下のパッチが必要です。
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PHSS_26559 Caché Basic ルーチンのコンパイル時のプロセス停止を防ぐために、HP 11.00 OS に、s700_800 11.00 ld(1) およびリンカー・ツール累積パッチ
PHSS_26559 をインストールします。これは、HP-UX 11 上の Caché 5.0 の 32 ビット・キットに適用します。
これは、ユーザ独自のアプリケーションを Caché コールインおよびコールアウト・インタフェースで使用するためにコンパイルする場合など、動的に共有オブジェクトをロードする他のアプリケーションにも影響を与える場合があります。
問題は、32 ビットの実行ファイルを動的にロードする場合にのみ発生します。HP-UX 11i 上で稼動していても HP-UX 11 用 Caché の 32 ビット・バージョンを使用している場合は、このパッチが必要です。
詳細および必要なパッチのダウンロードについては、
HP ウェブ・サイト のサポート・セクションを参照してください。
Caché の現在のバージョンは、PowerPC でのみサポートされています。PowerPC AIX 4.3 以降のバージョンは、64 ビットのハードウェアで 64 ビットの実行時環境をサポートします。AIX 5.1 以降のバージョンは、POWER4 またはこれに相当するハードウェアで 64 ビットのカーネルをサポートします。
以下の表に、実行時・カーネル・ハードウェア構成の正当な組み合わせを一覧表示しています。
AIX PowerPC 構成の組み合わせ
組み合わせ |
実行時 |
カーネル |
ハードウェア |
1 |
32 ビット |
32 ビット |
32 ビット |
2 |
32 ビット |
32 ビット |
64 ビット |
3 |
64 ビット |
32 ビット |
64 ビット |
4 |
32 ビット |
64 ビット |
64 ビット |
5 |
64 ビット |
64 ビット |
64 ビット |
Note:
組み合わせ 4 および 5 は、AIX 5.1 以降が必要です。
64 ビットの Caché は、組み合わせ 5 が必要です。
CPU が 64 ビットであるかを確認するには、以下のコマンドを発行します。
これは、POWER3 または POWER4 には
64 を返し、それ以前の PowerPC システムには
32 を返します。
64 ビットの実行時環境がインストールされているかを確認するには、以下のコマンドを発行します。
ブート時に 64 ビットの実行時環境がロードされるかを確認するには、以下のコマンドを発行します。
# grep load64bit /etc/inittab
システム が 64 ビットカーネルを稼動しているかを確認するには、以下のコマンドを発行します。
# ls -l /unix
... /unix -> /usr/lib/boot/unix_64
# file unix
unix: symbolic link to /usr/lib/boot/unix_64
つまり、PowerPC AIX 用の 64 ビット Caché では、64 ビット・カーネル上で 64 ビット実行時環境がロードされる必要があります。 これには、POWER4 またはそれに相当するハードウェア上の AIX 5.1 以降のバージョンが必要です。
Caché エンジン・リンク・ライブラリに対する共有ライブラリ環境変数
Caché エンジン・リンク・ライブラリには、インストールされたすべての C リンカーを参照するバッチ・ファイルが含まれます。
環境としては、標準 UNIX C ライブラリ、あるいは
LIBPATH 環境変数で定義された独自の C ライブラリのいずれかが必要です。
IBM AIX マシンで DDP と Raw Ethernet を使用するには、DLPI (データ・リンク・プロバイダ・インタフェース) パッケージをインストールする必要があります。DLPI パッケージがない場合、IBM プロバイダから取得し以下の手順に従って DLPI デバイスを作成してください。
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/etc/pse.conf ファイルの PSE ドライバ・セクションで、DLPI ドライバを参照している 4 行をアンコメントします。
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DLPI デバイスがインストールされていない場合、Caché ObjectScript の
$ZU(114) 関数は、Ethernet デバイス情報ではなく、NULL 文字列を返します。
イーサネット・アダプタがルート・ユーザ以外のユーザによるアクセスに対して保護されている場合、ルート・ユーザ以外のユーザが Caché ObjectScript
$ZU(114) 関数を呼び出すと、イーサネット・デバイスに関する情報ではなく、null 文字列が返されます。