This Question and Answer Set includes the following topics:
使用中の Caché システムには、どのような継続的な保守管理が必要ですか?
Caché の既定の構成パラメータにより、ご使用のシステムの負荷を動的に調節することができます。例えば、データベースは自動的に拡張するので、ユーザは
CACHE.DAT ファイルがディスクに満杯になっていないことを確認するだけです。
時間外に定期的に整合性チェックを実行するように、習慣づけるといいでしょう。Caché で使用されているすべてのデータ構造は、自動的に自身で均衡を保つため、データベースの再編成やデフラグは必要ありません。
Caché コントロール・パネルのエラー・ログを毎日確認して、何も問題が発生していないことを確認します。
Caché システムを停止させる必要があるのはどのようなときですか?
コンピュータをシャット・ダウンする必要がないとした場合、Caché のみを再開してグローバル・バッファやルーチン・バッファを増やします。大半の構成オプションは動的で、中断されるプロセスはありません。ライセンスは進行中に変更することができます。Caché の新バージョンを新規のインスタンスとしてインストールする際は、ユーザは都合のよいときに新規のインスタンスに切り替えることができます。
他のデータベースでは、定期的にシステムを停止させる必要があります。Caché ではどうでしょうか?
Caché によって使用される構造は自動的に均衡を取るように構成されており、長時間使用し続けてもパフォーマンスが低下することはありません。パフォーマンスを回復するために、システムを停止してデータやインデックスの再構築や圧縮を行なう必要はありません。
使用中の Caché システムでディザスタ・リカバリをセットアップしたいのですが、どうすればよいのでしょうか?
Caché は、どのようなジャーナルを保持するのですか?
イメージ前と、イメージ後のジャーナルを保持します。コンピュータがクラッシュした場合、データベース構造はイメージ前のジャーナルを適用することで保護されます。実行されたトランザクションは、必要ない場合でも、イメージ後ジャーナルから自動的にロール・フォワードされます。実行されていないトランザクションは、イメージ後ジャーナルからロールバックされます。イメージ前ジャーナルは
CACHE.WIJ、またはライト・イメージ・ジャーナルです。
使用中の Caché データベースのバックアップを行う最適な方法は何ですか?
Caché はすべてのタイプのシステム・シャドウイングをサポートしますか?
インターシステムズは、Caché シャドウ・ジャーナリングに備わっている、ディスク・ミラーリングのご使用を強くお勧めします。詳細は、"
Caché 高可用性ガイド" を参照してください。
はい。 しかしその記録を読む際には、注意が必要です。ログには、アプリケーションがタイムアウト付きで OPEN を実行して失敗した場合に発生する
No Such File などの良性の情報、および関連する情報が含まれています。
Caché には、データベースの整合性チェック・ユーティリティはありますか?
もちろんです。コントロール・パネルで、データベースを右クリックしてください。データベースがアクティブの場合は、誤検出が報告される場合もあることに注意してください。
Caché システムが開始するとき、Caché は何を行いますか?開始時に整合性チェックなど行いますか?
本質的に整合性チェックはありませんが、上記で説明したようなロールバックやロールフォワードが実行されます。