Caché には、多くのアプリケーション開発ツールとデータベース管理ユーティリティがあります。Windows システムでは、タスク・バーの Caché キューブ・アイコン からアクセスできます。(アイコンを右クリックします。このアイコンが表示されていない場合、Windows の [スタート] メニューを開き、[プログラム] から [Caché] フォルダを見つけ、[Caché] の項目をクリックします)。さまざまなグラフィカル・ユーティリティは、クライアント/サーバ・アプリケーションです。クライアントは Windows システムで稼動しますが、リモートの Windows、Linux、UNIX、OpenVMS サーバ・システムと共に使用できます。
Caché 開発ツールとユーティリティは以下の通りです。
Caché スタジオ
Caché スタジオ は、Caché の主要な開発環境です。スタジオでは、フル機能のエディタを使用して、クラス定義、CSP (Caché Server Pages)、ルーチンを生成できます。スタジオには、高度の構文チェックとカラーリング、グラフィカル・デバッギング、ポイント・アンド・クリックのクラス・インスペクタがあります。Caché スタジオは、Caché データベース (Caché アプリケーション) に直接作動し、複数の開発者をサポートすると同時に、システムの整合性を取るため、ソースを制御します。スタジオ・テンプレートを使用して、スタジオをカスタマイズできます。
Caché ターミナル
Caché ターミナルには、Caché とインタラクティブなコマンド行のインタフェースがあります。ターミナルを使用して、Caché データベース・エンジンと直接やりとりできます。ターミナルは、アプリケーションのテストとトラブルシューティングを実行する重要なツールです。
Caché エクスプローラ
Caché エクスプローラ は、Caché データベースのコンテンツをブラウザするためのグラフィカルな開発ツールです。データ・エンジンのデータ (グローバル) の検証と、クラス、ルーチンのブラウズを実行します。
Caché SQL マネージャ
Caché SQL マネージャ は、Caché データベースをグラフィカルな SQL ベースで表示します。SQL マネージャを使用して、SQL ロールと認証の管理、テーブルとビュー定義のブラウザ、任意 SQL クエリの実行、クエリ・キャッシュの管理を実行できます。また、テキストベースのデータをテーブルにインポートしたり、ファイルにエクスポートしたりできます。
Caché DocBook
Caché DocBook は、Web ベースで、全文検索可能なデータベース・アプリケーションとして、Caché のドキュメンテーションを提供します。
Caché コントロール・パネル
Caché コントロール・パネルは、Caché データベースをモニタ、管理するグラフィカルなデータベース管理ツールです。コントロール・パネルでは、データベースの動作をモニタし、Caché ロック・マネージャをブラウザし、データベースのバックアップを実行します。
Caché 構成マネージャ
Caché 構成マネージャにはグラフィカル・インタフェースがあり、Caché システムを設定し、その構成パラメータを表示します。構成マネージャを使用して、システム設定を調整し、また、新規のデータベースやネームスペースを生成できます。