このドキュメントは、Caché で NLS と連動して使用するために修正照合でグローバルを作成する方法を説明します。
Caché 4.1 以降、新規に作成されたグローバルの照合は、グローバルが作成されたデータベースの既定の照合に自動的に設定されています。データベースが作成されるとき、データベースの既定の照合を Caché 標準か、システムにインストールされている照合のうちの 1 つに設定することができます。データベースの既定の照合が一度設定されると、このデータベースで作成されたすべてのグローバルは、この既定の照合で作成されます。
データベースで作成されたすべてのグローバルは、データベースの既定の照合を持つので、Caché もこの振る舞いをオーバーライドする機能をサポートします。これを行うには、CreateGlobal^%DM ルーチンを使用して、希望の照合でグローバルを作成します。
CreateGlobal^%DM(ns,global,collation,protect,journal,keep,ptrblk,growthblk)
以下を示します。
グローバルが他のグローバルとは異なる照合を必要とする環境では、インターシステムズはデータベースを異なる照合ごとに設定することをお勧めします。そうすれば、必要な照合を持つデータベースに各グローバルをマップするグローバル・マッピングをネームスペースに追加することができます。このメソッドによって、CreateGlobal%DM API を使用したアプリケーション・コードを変更することなく、照合を混合して使用することができます。
Note:
Caché の従来のバージョンでは、新規に開発されたグローバルは、そのグローバルを作成するプロセスの既定の照合を持ちます。照合設定のこのメソッドは、現在はサポートされていません。
サポート対象の照合
以下は、CreateGlobal^%DM ルーチンの照合引数で使用される、Caché でサポートされている照合です。