この章では、Caché システム管理と開発ユーティリティに対して強化された機能について説明します。
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新しい Java タブ。 任意のネームスペースに対し、Java、EJB、および C++ バインディングによって生成されたコードで使用される、既定のディレクトリ情報を指定できます。
Caché 5.0 では、Caché サーバ・マネージャに新しいセキュリティ機能が追加されました。クライアント上でリモート・サーバ接続を定義するときに、サーバに対しユーザ名やパスワードを入力したり、保存することができなくなりました。サーバ上でセキュリティが有効な場合、サーバに接続しようとする時に、ユーザ名とパスワードの入力を求められます。
今回のリリースには、以下のデータベース・ユーティリティが拡張されています。
以前のバージョンの
%GBLOCKCOPY ルーチンの代わりに、新しく
GBLOCKCOPY というルーチンが提供されています。これは、データベースのグローバルを、別のデータベース、またはネームスペースに高速でコピーします。
このルーチンには、複数の異なるコピー処理を 1 つにまとめ、バックグラウンドで起動しているプロセスを使用して、その処理を一度に実行する機能があります。これには新しい監視機能を含み、要約や詳細なリポートを簡単に読むことができます。
GBLOCKCOPY ユーティリティは、8 KB データベースから 2 KB データベースへ、または 2 KB データベースから 8 KB データベースへ、グローバルを移動するのに使用できます。
システム・ビューワ・ユーティリティは、今回のバージョンではサポートされていません。 システム・ビューワで使用されていた機能は、コントロール・パネルから利用することができます。
今回のリリースには、以下のシステム・ユーティリティが拡張されています。
ccontrol stop でこのパラメータを使用すると、シャットダウン・プロシージャが正常に実行された後に、Caché が開始します。Caché が停止している場合でも、警告は表示されず、Caché は正常に開始します。
nostu や新規の構成ファイル名など、停止機能用ではないすべての引数は、実行用の
ccontrol start に渡されます。
利用できる最新のオプションを表示するには、以下を入力します。
^VPMON と呼ばれていた Caché 監視機能ルーチンは、現在は
^PERFMON と呼ばれています。ルーチンには現在、メニューの追加のヘルプ・テキストや、利用できるカスタム・フィールドのリストが含まれています。
^VPMON へのコード参照は、
^PERFMON ルーチンを示します。